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内視鏡検査



耳鼻科の内視鏡検査

耳鼻科の内視鏡検査とは、鼻・のどの奥へファイバースコープをいれて、患部の状態を実際に見ることができる検査です。普通では見えないところまで観察できるので、より良い診察につなげることができます。耳鼻咽喉科での内視鏡は、通常の胃カメラに比べて先端が細く痛みが少ないのが特長です。検査時間は短く、およそ1~2分くらいで終了します。撮影した画像は、その場でご覧いただけます。

当院で使用する内視鏡

当院では、直径2.6mmの細いファイバースコープを使用しています。内視鏡は柔らかいので、挿入時の痛みや刺激が少なくなっています。

内視鏡検査の手順

内視鏡と聞くと怖いイメージがありますが、実際に検査を受けてみると、ちょっと鼻が痛いな、喉に違和感があるな、という程度で、苦痛は少なく済むことが多いです。
反射がでやすい(内視鏡の刺激で咳やくしゃみがでる、えずいてしまう)かたも時々いらっしゃいます。検査時間がなるべく短時間で済むように配慮いたします。不安がある場合は事前におっしゃってください。

①鼻の中に痛み止めのスプレーをします

最初に、鼻の中へ、痛みを和らげるくすりと、鼻のなかの空間を広げるくすりの散布を行います。スプレーを鼻の中に吹きかける方法です。ファイバースコープにゼリーをまとわせる麻酔もあります。鼻の中の通り道が十分確保されていれば、麻酔なしで行うこともできます。

②鼻の穴から内視鏡をいれます

鼻の中に内視鏡を挿入します。目をぎゅっとつぶってしまうと鼻のあなが狭くなって、痛みが増すので、なるべく力を抜いていただくようにお声がけします。挿入中、リアルタイムでカメラの映像を正面のモニターでみれるようにしていますが、見たくない方は眼を閉じたまま受けていただきます。

③観察と撮影をします

のどや鼻の中を観察します。なるべくリラックスして検査を受けていただけるように「ゆっくり鼻で息をしてください」「目を開けていてください」などとお声がけをすることがあります。観察したい部位をしっかり観察できるように、「あごを挙げてください」「声をだしてください」「つばを飲み込んでください」「右を向いてください」「左を向いてください」「ほほを膨らませてください」などとお声がけをすることがあります。ご協力いただくと、より良い診察につながります。

④結果のご説明

結果をご説明します。撮影した画像をお見せします。疑問点があれば何でもおっしゃってください。

よくある質問

Q:費用は?

A:鼻咽腔ファイバースコープおよび喉頭ファイバースコープ検査は600点と保険点数が決められています。3割負担の方で1,800円です。全国一律で施設間で差はありません。

Q:おとなですけど、内視鏡が怖いです

A:ご安心下さい。非常に細いカメラですし、検査前に鼻に麻酔液をスプレーすることで、ある程度痛みを和らげることができます。それでも不安が強いかたは事前に申し出てください。検査前に、上手に検査を受けるコツをお教えします。上手に検査を受けられれば、 1分もかからずに終了します。検査を受けることが不安な方にも、なるべくリラックスして受けていただけるように、スタッフ一同配慮させていただきます。

Q:こどもでも検査は受けられますか?

A.お子さんでも検査可能です。ただし、お子さんは警戒心が強いことが多く、嫌がって上手に検査ができないこともあります。その場合は、保護者様に抑制(体と手足をぎゅっと抑えること)のご協力をお願いすることがあります。

Q:耳の内視鏡もできますか?

A:できます。痛くありません。10秒ほどで終了しますので1歳くらいから可能です。麻酔も不要です。ただし、耳垢で鼓膜が見えない場合は、先に耳垢をとる処置が必要です。

Q:事前に準備すること(絶食など)はありますか? また、受診した当日でも内視鏡検査は可能ですか?

A:事前準備は何もございません。もちろん当日診察中に相談して行うことができます。医師から内視鏡検査をお勧めする場合が多いですが、患者さまからご希望がある場合にも施行しますのでお気軽にお申し付けください。

Q:内視鏡でどこまでみることができますか?

A:外耳道、鼓膜、鼻腔、咽頭、喉頭(声帯など)をみることができます。食道はみることができません。食道の観察には胃カメラが必要となり、胃カメラを受けたほうがよいと判断した場合には、消化器内科の受診をご案内させていただくことがあります。
副鼻腔炎に関しては、副鼻腔の入り口が内視鏡で観察できますので、その所見から診断が可能です。ただし、副鼻腔の奥のほうや、副鼻腔の中までは観察することができないため、詳細な評価のためにCTなどの精密検査を備えた病院の受診をご提案することがあります。